閑静で広々とした庭の中に建つ屋敷があった。

 その屋敷は優美な外観であることと、個人が持つには相当な大きさであることから、その
  屋敷のある主が地位のある富豪であることが伺い知れる。
 事実、この屋敷の所有者であった男は貴族であったが、不慮の事故により妻と共に他界
  していた。

 屋敷に残されたのは2人。
 息子の他界した夫婦の息子であるロイと、美しいメイドのウラエ。
 没落貴族となってしまい、先行きの見えなくなってしまった2人。


 そんな2人の不安を知り私欲を満たそうとする老紳士がいた。

 

ウラエ

屋敷にロイと共に残されたメイド。
心優しく美しい女性である。
だが、それ故に好色家に狙われる。

 

ノルマン

他界したロイの両親の友人であった老紳士。
身寄りのないロイ達に援助を申し出るが、
その目は常にウラエの美しい肢体を捉えている。

 


ロイ

本作の主人公。
両親を失い、没落貴族として屋敷に残された。
温厚な性格の持ち主であるが、先行きの不安な境遇に戸惑っている。
 




 

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